平素より格別のお引き立てをいただきありがとうございます。
三遊亭竜楽発案の新企画についてお知らせ申し上げます。
コロナ禍の影響で、私のライフワーク海外公演も大きな影響を受け、2020年3月のロサンゼルス口演を最後に海外への渡航がかなわずにおります。
そのような状況下、国内において今までの経験を活かす活動を模索する中で、後輩のスウェーデン人落語家三遊亭好青年とユニット「めにかる」を結成し、多文化理解を推進する口演企画を立ち上げることになりました。
現在の日本は海外から多くの外国人を受け入れており、日本人にとって外国人と接するのは日常の風景となりました。
文化・習慣の異なる異邦人が何人も近所に住むことに不安や違和感を覚える方々は少なくないでしょう。しかし、忘れてはならないのは、彼らも同じ気持ちを抱いているということなのです。彼らを孤立させることは地域の安定にとって好ましいことではありません。
お互いが顔の見えるお付き合いをして良き隣人になれば、多様な交流は地域を活性化し、社会の発展に寄与する力になります。企業においても、お互いが気の置けない仲間となれば、職場に活力を生み業績向上に結びつくことでしょう。
外国人と日本人が文化の違いを乗り越え一つになれる環境を、“笑いの力“で作り出そうというのが、この企画の目的です。
この取り組みは、話題のSDGsや現在喫緊の課題である平和な世界の基礎となる価値観を提示するものであると考えております。
今企画は、二つの柱から成り立っております。
一つは、日本人に向けて、外国人をあたたかく受け入れる心構えを伝える講演会。国際派落語家とスウェーデン人落語家がそれぞれの異文化体験を語り、皆様の質問にお答えするトークショーを行います。
もう一つは、日本人と外国人が一緒に鑑賞し一緒に笑える落語会。“日本の伝統話芸“落語は外国人にとって最もハードルが高い芸能と言われてまいりました。しかし、ご心配はいりません。豊富な異文化体験を重ねた出演者は、世界共通の笑いのツボを心得ており、字幕を使わず日本語で楽しんで頂ける口演を行うことができます。
今企画は、日本が安定した社会を築き豊かな未来を開くために極めて重要な取り組みだと自負しております。
お引き立てよろしくお願い申し上げます。
三遊亭竜楽
現在の日本は海外から多くの外国人を受け入れており、日本人にとって外国人と接するのは日常の風景となりました。
今、彼らの多様な文化を理解し豊かに共生することが求められています。それは、SDGsがめざす誰一人取り残さない平和な世界への第一歩でもあります。
異文化の壁、言葉の壁に挑んできた二人の落語家が、文化の違いを乗り越え豊かな社会を築くためのヒントとなるライブをお届けします。
本名 柳井淳嘉
群馬県前橋市生まれ。中央大学法学部卒業後、故五代目三遊亭円楽に入門する。1992年真打に昇進。国立演芸場花形演芸大賞などを受賞。2008年より海外での現地語口演を開始する。現在までにヨーロッパ・アメリカ・中国などの約60都市を訪れ口演を行う。日本語に加え、英語・仏語・伊語・独語・西語・ポルトガル語・中国語の8か国語で語る国際派落語家。
2016年には、パリ日本文化会館で落語と浮世絵のコラボレーション「RAKUGO/UKIYOE・伝統と現代の出会い」を開催。
グローバルな活動は、WOWOWの看板番組「ノンフィクションW」や世界2億8千万世帯が受信するNHK WORLDの「Direct Talk」で特集された。
「三遊亭竜楽の七カ国語RAKUGO」(CD・DVD)を発売。
前橋市観光大使、中之条観光大使。
2020年「三遊亭竜楽の和菓子チャンネル」でYouTuberデビュー。
本名 Johan Nilsson Björk(ニルソン・ビョルク・ヨハン)
スウェーデンのウプサラ生まれ
ストックホルム大学卒業(日本語学専攻)
2010年 南山大学に交換留学
2012年 中央大学に留学
東京フィルムセンター映画・俳優専門学校で俳優総合専攻。
2016年7月15日、三遊亭好楽に入門。前座名「じゅうべえ」
2020年8月二つ目昇進「三遊亭好青年」
ヨーロッパ出身者がプロの落語家になったのは史上初の快挙!
厳しい階級社会である江戸落語の修業を乗り越えた体験談は必聴である。世界に落語を広めたいという強い思いで積極的に活動中。
国際派落語家“三遊亭竜楽と“スウェーデン人落語家”三遊亭好青年によるユニット。
多文化理解の促進して豊かな共生社会を築くことを目的として2022年1月に結成された。
特異な体験・知見を活かしたオリジナルな口演は、多くの自治体・企業の注目を集めている。
多文化理解促進に特化したユニットであるため、Many cultures を略した造語として考案。外国人も読みやすいように平仮名で表記。
口演後に、海外で積極的に武家茶道を広めてきた茶道家・堀内宗長(遠州流茶道連盟理事)が和菓子と抹茶を楽しみながら語り合う茶話会を演出します。
豊富な海外公演の経験を活かした演技で色物として落語会に花を添えます